支援事例の紹介
メンバーさんの成果発表資料を公開しております。
自分の強みを知るために
自分の強みを知るためにー今までの自分と活動成果を踏まえて- (2023-02-21 ・ 757KB) ※ご厚意で、メンバーさんご自身が活動を通して作成した資料を公開しております。ご自由にダウンロードしてご覧ください。 ※資料の中で、実際に利用者さんが使用された以下の書籍を引用して取り組みを紹介しております。 伊藤絵美「セルフケアの道具箱」 晶文社 2020年 八木仁平「世界一やさしい“やりたいこと”の見つけ方」 KADOKAWA 2020年 長谷川亮 佐々木規夫「メンタル不調者のための 脱うつ 書くだけ30日ワーク」 日本能率協会マネジメントセンター 2019年 福井至 貝谷久宣「心がスッと軽くなる認知行動療法ノート」 (株)ナツメ社 2015年 作成者:Oさん プロフィール:最近、就活、ピラティス頑張ってます コメント:2022年10月に実施した成果発表会の資料を再編したものです。 現在はこの時よりも元気になり、毎日活動的に過ごしています スタッフコメント 通所当時は、抑うつ感や不安感で外に出るだけでも大変だったOさん。少しずつ活動量を増やしていくと同時に、スタッフと一緒に過去に経験した出来事を捉えなおしたり、考え方や行動を切り替える練習を続けました。今では、自分の強みをしっかり把握して、安定した気持ちで色々なことにチャレンジ中です |
休職期間6ヵ月、職場復帰を目指すAさんの場合
休職して自宅で過ごすうちに、職場に戻る自信を失い、不安と焦りが募りました。そのためFIKAでは、1日1~2時間の活動をスタート。徐々に活動時間を延ばしました。週に1度の面談で、担当スタッフと休職の経緯を振り返り「人に仕事を任せると不安になる」思考と行動パターンを分析していきました。
グループセミナーでは、同じ悩みを持ったメンバーと交流することで孤独感が和らぎ、「一緒に頑張ろう」と思えました。また、認知行動療法の1つであるSSTを通して、「自分の状況や頼み事を周りに伝える」練習を行いました。職場面談では自分の取り組みを上司に話し、「復職後3カ月間は、週次ミーティングでその時の業務量を伝える」約束をするなど、周囲の協力を得て復職することが出来ました。
復職後も定期的に面談を続け、仕事や人間関係、プライベートのことなど悩みを相談できています。
体調を崩し会社を退職。仕事のブランクが1年以上あるBさんの場合
前職で人間関係が上手くいかず、「再就職しても同じことでは・・・」と悩みじ、担当スタッフと一緒にこれまでの経験を振り返り、自分の考え方のクセを整理していきました。その中で、コラム法や行動活性化技法を活用して気分を切り替える練習に取り組みました。
また他のメンバーと一緒にチームを組み、前職で行っていた在庫管理やデータ集計の模擬業務を実施することで就職前の訓練を実施。定期的にチームで打ち合わせをすることでコミュニケーションが生まれ、仕事をする感覚を思い出して自信を持つことができました。
成功体験を通して「案外、大丈夫」と言う気持ちが芽生え、就職活動を開始することが出来ました。
引きこもりから、少しずつ外出できるようになったCさんの場合
高校卒業後、1人で外出することが怖くなり、自宅で過ごすことが多くなりました。
自宅に引きこもる生活が続きましたが、将来のことが不安になり「このままではいけない。」と思い始めたことで家族に相談することにしました。
そして、まずは自宅以外で過ごす場所としてFIKAを利用することに決めました。
最初は、夕方から家族と一緒に通所するところからスタートし、1時間ほどスタッフと好きなアニメや漫画の話をしたり、スクラッチアートをして過ごしました。
次第に1人で外に出ることができるようになり、スタッフさん以外の人とも話せるようになってきました。最近は、午後の早い時間に通所して、集団活動に取り組んでいます。